Flos | ペンダントライト
空間に浮かぶ水平のライン
FlosのMy Disc LEDペンダントランプは、吊り下げ照明を極めて純粋な表現へと昇華させています。空中に光を直接描くかのような、細く水平な存在感が特徴です。抑制のきいた幾何学的なデザインは、視覚的な明快さが求められるテーブルやカウンターの上に特によく映えます。これはFlosのペンダント照明の控えめな魅力を体現するデザイン。器具そのものに大きなボリュームがなくても、周囲の建築と的確な関係を築けることを示しています。
光の繭から装飾を施したドームへ
対照的に、Marcel Wandersは、物語を紡ぐ機会として吊り下げ照明を捉えています。Zeppelin 1ペンダントランプは柔らかく包み込むような佇まいで、その豊かなボリュームを光の焦点へと変えます。Skygardenペンダントランプは、シンプルな外側のドームの内側に、精緻な装飾を秘めています。抑制と装飾の意外なコントラストが生まれます。こうした二面性から、Flos Skygardenペンダントは、家具やアート、建築のディテールに埋もれず、ランプ自体が存在感を放つ空間に特によく合います。
空間を構成する手段としての吊り下げ照明
Flosの歴史は、複数の光源がひとつのグラフィカルなオブジェになりうることも示しています。Gino Sarfattiは、シャンデリアに革新的な明快さをもたらしました。その姿勢は、2097フロスト電球付きペンダントランプを特徴づける、ひと目でわかる枝分かれした構造にも表れています。また、Flos Aimペンダントの自在な配光や、Flos Almendraペンダントに見られるモジュールのリズムは、ひとつのランプをひとつの面の中央に吊るすという従来の考え方を超えた、吊り下げ照明の可能性を示しています。
頭上の空間をどう彩るか
ペンダントランプは、ダイニングエリアを際立たせたり、天井の高さを強調したり、大きな部屋の中に親密な空間を生み出したりできます。だからこそ、Flosのペンダントランプには多彩な選択肢があります。選ぶのは単なる形の違いではなく、空間にもたらす効果の違いです。繊細なラインは開放感を保ち、彫刻的なボリュームは空間の重心をつくります。こう考えると、Flosのペンダント照明は、何もない天井を埋めるためというより、人と建築のあいだの空間に光をどう取り入れるかを決めるものだといえます。